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現状の外側へ出た時に起こること!【苫米地式コーチング・権堂竹虎】

執筆者の写真: 竹虎 権堂竹虎 権堂



みなさん、セルフトークをコントロールしていますか?

今日は、「現状の外に出たときに起こること」についてお話ししたいと思います。

もちろん、セルフトークやセルフイメージをしっかりコントロールすることがポイントになってきます。

特に、セルフイメージが下がらないように考え方を変え、現状にとどまろうとするセルフトークが出てきた瞬間にそれを書き換えることが大切です。

そうすることで、セルフイメージをさらに未来側に進化させることができるんです。

今日はそんなお話をしていきますので、本日もよろしくお願いします。

今日のテーマ:「現状の外に出たときに起こること」

よく「現状の外側にゴールを設定しましょう」とか「未来側に目標を置きましょう」と言われますよね。

私たちが実践しているトビ式コーチングでは、「現状の外がビビるくらいがちょうどいい」と考えます。

つまり、まだ達成していない、行き方がわからないような場所にゴールを設定するという原則があるんです。

「現状の外側」というのは、やったこともない、見えるはずもないことをゴールにすること。

一見矛盾しているように感じるかもしれませんが、部分的な情報でもいいので、まずは現状の外にゴールを設定してみるんです。

そのとき、現状の外に出たときの「体感」を自分の中で理解しておくと、現状の外に一瞬出たときに、内側に戻らずに済みます。

例えば、みなさんはやったことのないことや行ったことのない場所に行ったとき、どんな感じがしますか?

事前にシミュレーションしておくといいですよ。

近しい体験を頭に入れておいたり、未来側に行ったときに不安はあるけれど、それを乗り越えた先で自分がどんな気持ちでいるか——例えば清々しい気持ちなのか——を想像してみるんです。

そうすると、現状の外に出たとき、戸惑いつつもさらに前に進めるようになります。

でも、現状の外に出たときの体感を理解していないと、いい兆候やいい傾向が出てきたときに、「向上性維持機能」が働いて現状に戻そうとしてしまうんです。

人間にはそういう機能が備わっていて、セルフトークやセルフイメージを通じて「戻ろう」と働きかけてきます。

ここで、現状の外に出たときの体感を自分で認識しておくことが大事です。

「あ、来た来た! 現状に戻そうとするセルフトークが出てきたな」と気づいたら、「いや、自分はこういうセルフトークに書き換えるぞ」「こういうセルフイメージを持つぞ」と決めておけば、戻らなくて済むんです。

現状の外に出たとき、どんなことが起こる?

私が個人的に一番感じるのは、「不安」です。

やったことのないことですから、不安になるのは当然ですよね。

でもちょっと待ってください。

その不安は、「体験したことがないから」ですか? それとも「行きたくないから」ですか?

もし命に関わるような危険を感じるなら、現状の内側に戻るのもアリです。

でもそうではなく、ただ「やったことがないから怖い」「不安だ」という状況なら、それはむしろ現状の外にゴールを設定している人にとって好ましい状況なんです。

なのに、ついその感情を利用して、現状に戻そうとしてしまうのが人間なんですよね。

だから、現状の外に出たときの体感や感覚をシミュレーションしておくと、「大したことないな」「やったじゃん、現状の外に出られたじゃん」「もっと先に行っちゃおうぜ」と、自分にセルフトークを書き換えて、前に行くことができるんです。

私の場合、現状の外に出ると、まず体調を崩しがちです。

体調が悪いと、「もうダメだ」と気力が萎えてしまいますよね。

気力も体力も十分な状態なら、「行けたぜ、さらに行こうぜ」と思えるのに、体が反応して声が出にくくなったり、風邪っぽくなったりする。

そういうときこそ、現状の外に出ている証拠なんです。

初めてのゾーンに行くわけですから、失敗や恐れがあるのは当然。

それを理解しておいて、「失敗したからここは自分のゾーンじゃない」と考えるのか、「やったことないゾーンだからこそ行きたい場所だし、ここを通らないとゴールにたどり着けないからクリアしていくぞ」と考えるのかで、結果が全然違ってきます。

いい傾向と悪い傾向の見極め

無意識って、いい傾向を悪いものと捉えたり、悪い傾向をいいものと思い込んだりするんです。

例えば、私が感じるのは、「今まで積み上げてきたものを全部ぶっ壊して元に戻りたくなる」という感情です。

子どもの頃、砂場で山を作って壊したくなった経験ってありませんか?

積み上げたものを壊したくなる気持ちが、現状の外に出るときにも出てくることがあるんです。

それは、現状の外に行くための準備が整ってきて、いよいよジャンプできる環境になったのに、それを壊してしまいたくなる瞬間なんです。

でもそこで壊してしまうと、現状の外に行くチャンスを逃してしまう。

だからこそ、セルフトークとセルフイメージをコントロールして、さらに外側に進めるようにゴールを設定していくことが大事なんです。

風邪を引いたり、アクシデントが起きたりしたとき、「これはやらない方がいいってことだ」というセルフトークが出てきたら、それに対応する。

イメージが出てきたら、それもコントロールする。

「これは自分のゴールじゃない」としっかり捨てることが大事です。

最後に伝えたいこと:自分がドリームキラーになる瞬間

現状の外に出たとき、不安になったり、やめようと思ったり、今までやってきたことを壊したくなったりする瞬間は、まさに現状の外に出ている証拠です。

だから、さらに先の未来をイメージして、セルフトークとセルフイメージをコントロールしていきましょう。

そして、自分が「ドリームキラー」になる瞬間があるんです。

その瞬間を捕まえるんです。

自分がドリームキラーになったとき、「いやいや、これは違う!」とセルフトークとセルフイメージを使って撃退して、エモーションをコントロールし、さらに先のゴールを設定していく。

現状の外に出たときのフィードバックが来たとき、「やったことないから怖い」と思うか、「やったことないことが目の前に出てきた、これはチャンスだ!」と思うかで、結果が大きく変わります。

自分がドリームキラーになった瞬間は、激変のチャンスです。

これを忘れないでくださいね。

ということで、本日もありがとうございました!

 
 
 

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