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慣れない空間を想像する時の不安を消そう

執筆者の写真: 竹虎 権堂竹虎 権堂


皆さん、セルフトークをコントロールできていますか?

「はい、できている」と言えそうですね。

今日のテーマは、最終的には「セルフトークをコントロールする」という話になります。

これから新生活を迎える皆さんにとって、慣れ親しんだ空間から新しい空間に移る時期ですよね。

それぞれ新しい生活が始まるわけです。

新生活がスタートしたとき、いかに早くその新しい環境を「慣れ親しんだ空間」に変えられるかが大事です。

例えば、就職したり、新しい学校に入学したりする際、スタートダッシュを決めたり、パフォーマンスを上げたりすることにつながるお話になると思います。

ということで、本日も最後までよろしくお願いします。

本日のテーマ:「慣れない空間を想像する時の不安を消す」

慣れない空間を想像すると不安になるのは当たり前ですよね。

でも、脳と心には面白い仕組みがあります。

特に脳、いわゆる「マインド」です。

マインドは不安が大嫌いなんです。

嫌いだから、ストレスを感じたくないし、不安も感じたくない。

その結果、「慣れ親しんだ空間にいたい」と無意識に考えてしまうんです。

これって、ちょっと本末転倒ですよね。

でも、不安を感じたとしても、それが「自分が本当に進みたい場所」や「やりたいこと」につながるものであれば、それは「良い不安」なんです。

不安を乗り越えた先にやりたいことが待っているなら、なおさらです。

例えば、嬉しい、楽しい、気持ちいい、清々しい、心地よいといった「良い情動記憶」をうまく使うことがポイントです。

反対に、頭によぎるネガティブな記憶が不安を引き起こすこともあります。

そんなときは、不安にならない「セルフイメージ」に書き換えることで、不安を消すことができるんです。

一言で言えば、

慣れない空間を想像する時の不安を消す方法は、リハーサルすることです。

つまり、「馴染みのないものを馴染みのあるものに変えていく」ということです。

新しい環境に慣れるための具体的な方法

例えば、4月から新しい仕事が始まる人、新しい学校に行く人がいるでしょう。

そのとき、すでに「その環境にいる自分」をイメージしてみてください。

ゴールを前のめりに設定している人は、近未来のことをすでにイメージトレーニングしているかもしれません。

でも、そうでない人もいると思うので、具体的な例をお話しします。

4月1日から新しい環境に飛び込む場合、その環境を事前に「馴染みのあるもの」に変えておくんです。

どうするかというと、例えば、入社式の場所や学校に行く前に、休みの期間を利用してその場所を訪れてみる。

そうやって、馴染みのあるものにしておくんです。

「それって受験のときにオープンキャンパスに行ったりしてたのと同じじゃない?」と思うかもしれません。

その通りです!

馴染みのないものを馴染みのあるものにするのは、生活の知恵なんです。

学校見学や会社訪問もその一環ですよね。

これも立派なイメージトレーニングになります。

感情を載せることの重要性

セルフトークやセルフイメージをコントロールするには、感情をうまく使うことが欠かせません。

嬉しい、楽しい、気持ちいい、清々しい、心地よいといった感情をイメージに載せるんです。

例えば、新しい環境に行ったとき、「そこが嬉しい楽しい空間だ」と感じられれば、脳はストレスを感じません。

脳は心地いいと感じる方向に進むんです。

逆に、不安を感じるのは「慣れてないからストレスがかかる」「見ないようにしよう」と脳が反応するから。

そんなときは、セルフイメージやセルフトーク、感情のどこかに「良いもの」を差し込むんです。

それがきっかけとなって、未来が明るいものに変わっていきます。

具体的には、

その場所に行ってみる


その場の温度や触覚を感じてみる

そして、イメージトレーニングに「良い感情」を乗せる。

そうすると、慣れない空間への不安がなくなります。


例:アウェイの試合での不安を消す

例えば、アウェイの試合会場に行くとき。

初めての場所だから不安になりますよね。

でも、その場に行かなくても、会場のホームページを見てみるだけでも違います。

イメージを浮かべて、感情を乗せるんです。

「そこで試合をしている自分」を強くイメージして、どんな感情を乗せるか。

アウェイで不安を感じるのは「恐れ」から来ていることが多いので、

「恐れていない」「嬉しい、楽しい、気持ちいい、清々しい、心地よい」といった感情に変えるんです。

例えば、

「アウェイの試合会場で自分が最高のシュートを決めた」


「ホームサポーターが喜んで、自分も誇らしい気持ちでチームメイトに祝福されている」

そんな感情をイメージに載せるんです。

すると、ビジュアルが鮮明になり、不安が消えます。

不安が消えると、メンタルリハーサルを何度も繰り返せるようになります。

楽しい経験だと無意識が何度もリピートしてくれるんです。


そのイメージをセルフトークに変えると、

「アウェイで最高のプレイができてる」「シュートが決まってる」「サポーターやチームメイトに祝福されてる」「体が軽く、息も上がらない」

といった言葉になります。

これがセルフトークのコントロールです。

日常生活への応用

就職先や新しい学校でも同じです。

「入学式で新しい友達と楽しく話してる」


「仲間と一緒に困難を乗り越えている」

そんなイメージを持って、それをセルフトークに変えるんです。

「いつ、どこで、誰が、どうした、どんな感情だったか」を言葉にすると、アファメーションになります。

ただし、毎日作ったら捨ててください。

イメージが現状に引っ張られて、未来のゴールを妨げる可能性があるからです。


良いイメージが頭に浮かんだら、それを強化して、

「自分らしい!最高じゃん!」とセルフトークでマネージメントする。

逆に好ましくないイメージが浮かんだら、

「俺らしくない。そんな状況は来ない」と否定して、すぐに良いイメージに書き換える。

言葉に出したり、書いて外部化するのも効果的です。

外部化したものを見て、「自分ってすごいな」と問いかける。

それがセルフコーチングなんです。

ゴールを高く設定する

最後に一つ伝えたいことがあります。

「コンフォートゾーンを狭く、高いところに設定しよう」

人間の脳は現状維持が大好きです。

だから、どんなに強い自分をイメージしても、また元に戻ろうとします。

それを防ぐには、ぶっ飛んだゴール設定が必要です。

例えば、「アウェイでシュートを決めた」だけじゃなく、

「プレーオフの最終戦で自分が決勝点を決め、優勝が決まり、みんなでシャーレを持って帰る」

くらいのイメージを持つんです。

そうすれば、日々の試合でも勝ち続ける感覚が出てきます。

まとめ

今日は、「慣れない空間を想像する時の不安を消す方法」と「セルフトークのコントロール」についてお話ししました。

自分の状況に当てはめて、一つずつ試してみてください。

慣れ親しんでいない空間を自分の空間に変えられるはずです。

長時間お付き合いいただき、ありがとうございました。

 
 
 

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