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情動記憶を上手に使おう!#0188

執筆者の写真: 竹虎 権堂竹虎 権堂

本日もよろしくお願いいたします

皆さん、こんにちは。本日もよろしくお願いします。

さて、今日のテーマは「情動記憶を上手に活用しよう」というお話です。これまで私のライブ配信では、セルフトークやセルフイメージについてずっとお伝えしてきました。今回は、それに加えて「情動記憶」という視点を取り上げたいと思います。

セルフトークとセルフイメージの基本

セルフトークやセルフイメージは、意識して使うことで良い方向に進むことができます。でも、意識しないと、どうしてもネガティブな方に流れやすいんです。なぜかというと、人間には生命を維持しようとする本能が備わっていて、現状を保つための「安全装置」のようなものが働くからです。

例えば、何か新しいことを始めようとしたとき、「でもな…」「怖いな…」といったセルフトークが出てきやすいですよね。これは仕方のないことで、人間の自然な反応なんです。だからこそ、これをコントロールしていく必要があるわけです。

情動記憶とは?

では、「情動記憶」とは何でしょうか?

これは、嬉しい、楽しい、気持ちいい、素晴らしい、心地よいといった感情の記憶のことです。新しいことに挑戦しようとするとき、「楽しそう!」「やってみたいな!」というワクワクした気持ちが湧いてきますよね。でも同時に、「でも不安だな」「失敗したらどうしよう」と怖くなったりビビったりする感情も出てくる。これが情動記憶の一面です。

人間はゴールを設定しても、こうしたネガティブな感情に引っ張られて止まってしまうことがあります。

過去の後悔と未来への向き合い方

ここでちょっと考えてみてください。

今まで「何かやりたいな」と思ったとき、やって後悔したことと、やらなかった後悔、どちらが大きかったですか? 私自身は、やらなかったことへの後悔の方が大きいと感じます。

ただし、私がコーチングでお伝えしているのは、「過去は一切関係ない」ということです。過去に縛られず、未来だけに興味を持つ脳と心の使い方を意識しています。過去は関係ないとして、これから先、後悔したくないですよね? そのために、未来のゴールに向かって進むマインドが大切なんです。

情動記憶をコントロールする

新しいことを始めようとするとき、「やりたいけど怖い」「ビビってる」というセルフトークやセルフイメージが出てきます。でも、これをコントロールできるんです。そして、その中でも特に強烈なのが「情動記憶」です。

動物にも嬉しい、楽しい、心地よいといった感情の記憶がありますよね。人間も同じで、情動記憶がストップをかけようとすることもあります。でも、人間にはイマジネーションがある。想像力の限界が自分の限界だと言えるかもしれません。だからこそ、良いセルフイメージを作り出すことが大事なんです。

未来への一歩

例えば、大きなセルフイメージを描いたとき、「ビビっちゃう」ような感情が出てきたとします。そのとき、「そこは行きたい場所ですか? 行きたくない場所ですか?」と自問してみてください。

「行きたい場所です」と答えられるなら、過去は一切関係ないので、その気持ちを大切にしてください。そして、情動記憶を上手に使います。セルフトークもセルフイメージも、進む方向にもストップする方向にも使えますが、情動記憶も同じです。

この半年間、セルフトークとセルフイメージについてお話ししてきました。意識してきた皆さんは、次は「情動記憶」に注目して感情を動かしてみてください。

情動記憶の活用法

では、情動記憶をどうやって活用するか?

過去は一切関係ないと言いつつも、過去の良い記憶を未来に活かすことはできます。例えば、達成したときの気分や、誰かに褒められて誇らしかった気持ち。そういう「嬉しい」「楽しい」「気持ちいい」「素晴らしい」「心地よい」感情をメモに残してみてください。

逆に、未来を想像したときも、同じようにポジティブな感情が乗るように意識してみましょう。過去の記憶は、今この瞬間を合成して見ているようなものです。だから、良い記憶を選んで未来に活かせば、前に進みやすくなります。

感情を未来につなげる

人は習慣の生き物です。例えば、車や木を見たときに、「希望に満ちた未来の自分」をイメージするよう癖づけてみる。物や出来事にポジティブな情動記憶を結びつけるのも一つの方法です。

でも一番大切なのは、未来の自分をイメージしたとき、どんな感情を感じられるかです。達成感や最高の気持ちをどれだけリアルに味わえるか。それが鍵なんです。

脳と心のコントロール

脳と心は、時に現状維持のために未来への挑戦を邪魔してきます。でも、それは自分の頭の中で作り出した世界。コントロールできるんです。私の経験から言えば、感情やイメージ、言葉のコントロールは、体を使うトレーニングではなく、心がけ次第で24時間いつでもできます。

ネガティブな気持ちが出たら、それをポジティブに変える。リズミカルに切り替えられるようになれば、狭く高いコンフォートゾーンに一気に登っていけます。脳と心をダイナミックに動かすことを恐れないでください。危険じゃないんですから。

悪い情報との距離

怖がらせる人や情報、ネガティブなものとは距離を置きましょう。悪いものばかり見ていると、悪い方向に進んでしまいます。良くないものは捨てて、良いものを取り入れる。そうやって情動記憶を育てていくんです。

最後に

失敗しても、それは過去のこと。すぐに捨てて、逆のポジティブなイメージを作りましょう。良い情動記憶をストックして、ゴールを達成する力に変えてください。

 
 
 

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