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心が現実を作る!#0183【苫米地式コーチング・権堂竹虎】

執筆者の写真: 竹虎 権堂竹虎 権堂

更新日:3月7日

心が現実を作る!#0183

【苫米地式コーチング・権堂竹虎】


皆さん、こんにちは。本日もゆっくりと脳と心のことについて語っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

まずお聞きします。セルフトークをコントロールしていますか?

セルフトークとは、自分自身と交わす内なる会話のことです。これを意識的にコントロールすることはとても大切です。難しく考える必要はありません。脳と心は、私たちが普段思っていることや考えていること、つまりセルフトークやセルフイメージを通じて、現実を作り上げてしまう側面があるからです。

例えば、望まないセルフトークが頭に浮かんだとしても、それは構いません。その瞬間を意識に上げて、コントロールすればいいのです。無意識の部分はコントロールできませんが、意識に上げた上で、新しい明るいセルフトークで上書きしていけばいい。そうすれば、推進力は止まらず、セルフイメージを書き換えることができます。後は無意識に任せても大丈夫なんですね。

ただし、自分自身を脅かさないでください。自分を許容してあげてほしいんです。私たちの周囲の環境は、時に恐怖を与えて従わせようとするものがあるかもしれません。でも、それは私の今のセルフイメージがそうさせているだけかもしれない。そう考えると、セルフイメージを変えることで、皆さんがそれぞれのゴールを尊重しながら進む世界に書き換えていくことができるはずです。それが今日のテーマを実行していただければ実現していくと思います。ということで、本日もよろしくお願いします。

本日のテーマ:心が現実を作る

さて、今日のテーマは「心が現実を作る」ということです。

皆さん、朝起きてから今に至るまでの間で、朝に思い描いた通りの1日だったでしょうか? それとも、少し違った1日だったでしょうか? おそらく、思い描いた通りの1日だったのではないかと思います。それは、先ほどお話ししたセルフトークやセルフイメージが、現実を作り出しているからなんですね。

逆に言えば、今の現実を変えたいと思うなら、心を変えることが必要です。心を入れ替える——文字通り「心」とは何かというと、それはマインドです。脳と心が一体となってマインドを形成していると考えれば、セルフイメージやセルフトークを変えることで、現実も良い方向に変わっていくと言えるでしょう。

では、何を基準に「これが真実だ」と決めているのか。それは一人ひとりの脳と心によって作られていくものです。例えば、心で思っていることと現実がリンクしている面白いエピソードがあります。

面白いエピソード:言葉の誤解から生まれる現実

私の知り合いから聞いた話です。その知り合いの友達が飲食業を営んでいて、ある日「うちにニシキゴーが来たよ」と話したそうです。私の知り合いは「錦鯉(漫才師)」と聞いて、魚の「錦鯉」を思い浮かべたんです。「このお店は大きな水槽に錦鯉を泳がせているのかな? でも、生け簀で大丈夫なのかな?」と想像したらしいんですね。

でも実はそうではなくて、そのお店にタレントの「錦鯉さん」が来て、食事をしてレポートして帰ったという話だったんです。私の知り合いはテレビを見ない人で、漫才グループ「錦鯉さん」の存在すら知らなかった。だから、タレントの「錦鯉さん」ではなく、本物の錦鯉を思い浮かべてしまった。そして会話が食い違って、「え、そんなに有名じゃないのかな?」なんて話で終わったそうです。

このエピソードを聞いて、「ああ、タレントの錦鯉さんがお店に来たってことじゃないの?」と私が言うと、「そんなタレントがいるんだね」と驚いていました。同じ「錦鯉」という言葉を聞いても、心の中で描かれる映像が全く違うんですよね。これが、脳と心が現実を作る一例です。同じ言葉でも、意味の解釈が違えば、心の中の映像も変わってくる。面白いですよね。

ちなみに余談ですが、その錦鯉さんは私の大学時代の同級生なんです(笑)。

心で作ったものが現実になる

もし心の中で作ったものが現実になるとするなら、どうでしょう? 皆さん、良い未来や目指したいゴールを心の中で強く思い描いてみてください。そうすれば、現実がそちらの方向に動き始めます。

例えば、心の中で「ゴール側の自分」を演じるのではなく、すでにそうなっている気持ちで過ごす。そうすることで、心が現実を作り出していくんです。

最初は「心で現実を作る」ということに疑問を感じるかもしれません。未来のゴールやセルフイメージを作っている最中に、「自分には無理だ」「こんなイメージは現実にならない」といった否定的なセルフトークが出てくることもあるでしょう。でも、その否定的なセルフトークを強くしてしまうと、逆にそれが現実になってしまいます。

そこで私が提案したいのは、少し客観視することです。自分のセルフイメージを「自分そのもの」とは思わず、「仮にこう考えてみる」と捉えてみてください。

「なりたい未来を考えるのに、なぜ客観的になるの?」と思うかもしれませんが、こんな風に考えてみてください。子どもの頃、ごっこ遊びをしませんでしたか? 仮面ライダーを見て「仮面ライダーごっこ」をしたり、お母さんやアニメのキャラクターになりきったり。子どもは過去の実績なんて考えず、なりたい未来をそのままごっこ遊びとして表現していましたよね。

実はそのごっこ遊びの中にヒントがあるんです。子どもは「なってる」「なってない」とツッコミを入れず、自然に未来をビジュアライズできていた。楽しんで未来をイメージできていたんです。大人になると「現実と違うじゃないか」と否定的なセルフトークが出てきがちですが、それを消すことが大事です。

「そんなバカなことはない」「そういうこともあるかもね」と軽く受け流して、未来側のセルフイメージを何度も繰り返し思い描く。イメージする回数が多ければ多いほど、それが現実なのか、まだ起きていないことなのか、分からなくなってくる。そういう特徴があるんです。

現実を変えるセルフイメージの作り方

良いセルフイメージをどんどん見ていくことで、現実がそっちに向かっていく。ビジュアライズの方法は人それぞれ、脳と心の使い方によって違いますが、こんなエピソードも思い出しました。

例えば、商品の売り方。売る側の気持ちと買う側の気持ちって違いますよね。おせんべいを売るある会社で、綺麗な形のおせんべいがなかなか売れなかった。そこで社長が「どうすれば売れるか」と考えていたら、割れたおせんべいを袋に詰めて安く売っているお店を見かけたんです。「うちのブランド価値がある商品を安くはできないけど、割れたおせんべいなら安くしてもいいよね」とひらめいて、わざわざおせんべいを砕く機械を買って、袋詰めにして「傷物だから安いですよ」と売り出した。すると、隣に置いた割れていないおせんべいの売上も伸びたそうです。

買う側はどう思ったでしょう? 「工場でたまたま割れたおせんべいを安く売ってるんだな、ラッキー!」と思ったかもしれません。でも、売る側はわざと割って商品を作っていた。この二つの現実は、それぞれの心の中で作られたものなんです。人によって現実が違うし、真実も違う。それが面白いですよね。

心が現実を作り、尊重し合う世界へ

そう考えると、対立するのではなく、相手の言うことも尊重できると思いませんか? ただし、声の大きい人の言いなりになるのが尊重ではありません。相手の意見を尊重した上で、「私の脳と心で作った現実はこうです」と説明し、お互いの心の中の現実を見せ合いながら進んでいく。そういう世界を、それぞれの心で作り出せるんじゃないか。それが今日、私が感じたことです。

心が現実を作る。これは「自己充足的予言」とも言われます。「今日もいいことがあるぞ」「最高の1日だぜ」と考えると、本当にそうなっていく。

ただし、「大丈夫、大丈夫」と繰り返すだけではなく、ちゃんと脳と心を使ってゴールを設定し、そのゴールに向かう自分をイメージする。その時に「嬉しい」「楽しい」「気持ちいい」「清々しい」「心地よい」「誇らしい」といった感情が湧いてくるセルフイメージを膨らませてください。

そして、「今日はいい日になるぞ」とセルフトークを強く意識する。そうすると、良いことしか見えなくなってくるんです。良いことしか見えなくなれば、さらに良いセルフイメージが作れる。過去の経験がベースにあるとはいえ、それを合成して明るい未来を作り出していく。そうすれば、過去思考の人間ではなく、未来を切り開く自分になれるんです。

最後に伝えたいこと

最後に皆さんに伝えたいことがあります。

「今日はいい日になるぞ。良いことだけが見えてる。」

このセルフトークを強く覚えてください。そして、未来のゴールに向かうあなたが見えた瞬間、「イエス!」と心の中で叫んで、「今日はいい日になるぞ。そちらに向かってる。良いことだけが見えてる」とセルフイメージを鮮明にしてください。そうすれば、今の現状を超えた、あなたの心から広がる世界が作られていく。嬉しい、楽しい、清々しい、心地よい1日が送れるはずです。

視聴者さんが増えてきましたが、ちょうどいいところで終わりたいと思います。また明日、ライブ配信でお会いしましょう。この続きは明日の公爵(講義)で。

本日もご視聴ありがとうございました。それでは失礼いたします。

 
 
 

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